ある男性は妻との縁を占い、風水渙から地火明夷に変わる卦を得ました。
戌月辛亥日 空亡ー寅卯
今年の1月から別居をしています。
→妻財酉金が伏神で隠れています。二爻は家の爻位で妻財の原神で発動して退神になっています。変爻は丑土で丑月で、今年は巳年ですが、1月ならまだ辰年になるので、動爻が辰土で応期を表しました。
伏神(ふくじん)
卦に現れていない伏している爻のこと。卦に用神が無ければ、本宮(八純卦)から探し出さなければならない。原神・忌神・仇神も無い場合があるので、念のため全ての伏神を書き出したほうが良い。意外と吉凶に絡むことが多いためである。
妻が離婚に応じてくれなくて困っています。
→世爻が妻財の忌神で発動して、外卦は反吟になって離婚したいですが、官鬼亥水になって回頭剋で、妻財酉金を剋せないのでなかなか別れられません。
反吟(はんぎん)
動爻と変爻の地支(十二支)同士が冲の関係になること。反は裏返る・元に戻る・かえる、吟はうめく・口ずさむ・歌う などの意味があり、唸ることを繰り返す→苦しい→物事が順調に進まない意味になる。内卦の反吟と外卦の反吟は若干意味が違ってくる。内卦は内側や内面で、主に内部の不順や精神的な苦痛を表し、外卦は外側や他所で、主に外部の不順や表面的な苦痛を表す。
弁護士を入れて離婚調停していますが、妻は警察に行って本人や弁護士からの連絡等に応じず、無視されています。
→世爻と応爻の間に忌神である兄弟午火が発動して、弁護士に依頼していますが、これも回頭剋で上手くいっていません。
間爻(かんこう)
世爻と応爻の間にある二つの爻のこと。世爻は自分、応爻は相手を表すので、世爻と応爻の間にいる人などを指す。その為、第三者・紹介者・仲介人・仲人・邪魔者などの意味がある。
別れられるか?なら妻財が弱いほうが良いです。妻財酉金は現在は強いですが、原神の子孫辰土が発動して退神でいずれ別れられます。今年は巳年で妻財を剋していますが、長生の地なので難しいです。来年は午年で妻財を剋するのでチャンスはありますが、午火は回頭剋になっているので、相合する未年までずれ込むかもしれません。
退神(たいじん)
卦中の動爻が同じ五行に変わり、十二支の逆行順に変じること。動爻の勢いが減り衰退する象。子→亥・卯→寅・午→巳・酉→申・辰→丑・未→辰・戌→未・丑→戌の八種類あるが、実際に卦中に出てくるのは卯→寅・酉→申・辰→丑・戌→未の四種類。

