占例 55
松の木、植生するやを占う。
これは判断を間違えた例ですね。
用神は子孫を取ってます。
子孫は酉金で、月日から助けられて旺盛です。
しかも、発動して巳火と丑土が揃って三合局です。
なので、枯れないと諸口氏は判断しました。
が、結果は秋になって枯れてしまいました。
後からの結果を見返して、用神は官鬼卯木だったと結論づけています。
太過のルールから言えば、子孫酉金は強すぎて太過で、官鬼卯木は弱すぎて逆に強くなると判断して、この木は枯れないということになってしまいます。
だったら子孫酉金でそのまま見た方が、太過で枯れると判断出来るかもしれません。
ですが、官鬼卯木をもう一度見て見ましょう。
日に剋されて空亡ですが、月に辰土があります。
辰土は春の余気があり、少し根があります。
そうすれば、これは弱すぎの太過にならず、酉金からの強い剋を受けてしまいます。
酉金はちょうど秋の五行なので、官鬼の空亡を冲開して枯れてしまったのだと思います。
太過になるかならないか、の微妙なところが判断が難しいですね。
実践だと気付かなさそう…(^^;
また、空亡が弱いとき冲開したらどうなるか、というのも勉強になりました。
これをもとに、うちの植物を占ってみます。
いつも本当にありがとうございます。
どれを用神とするか迷いますね。妻財には植物という意味がありますし。木の五行が臨んだものを用神とするのが素直なのでしょうか。
明確な決まりがないので、私の場合には卦の組み合わせや動きなどを見て、総合的に判断します。