脳内独り言56(断易)

断易界隈で話題になっている『吉凶と時期がハッキリわかる断易』ですが、おすすめ本としてブログ記事で紹介しました。

 

記事に書いた通り、断易の基礎理論は分かりやすくまとまっていて良い本だとは思います。しかし、この本を読んだだけで断易が出来るようになるかといえばそうではありません。なぜなら実践の場面での卦は本のルール通りに表現することは少ないからです。

 

私のやり方とは用神の解釈などの違いがあり、読み解き方がかなり変わってきます。特に独発や太過(太旺)の概念が違いますし、爻位をあまり重要視していませんでした。まあ、断易を一冊の本にまとめるのは不可能だと思いますので、秘伝的なものまでは書いていないとは思いますが。

また、本に書いている占例が少し分かりにくいことが多かったです。最初の占例が「私は断易に向いているか」という長期的なスパンな上に吉凶がはっきりしない問いで、初心者にはちょっと難しいのではないかなと感じました。

水沢節が水天需に変わる卦です。用神を世爻と取っているのですが、この場合の世爻はあくまで自分自身の状態、実力、心情など表すので私のやり方では用神にはしません。断易を勉強したほうが良いかどうかであれば、学習の意味のある父母を用神として世爻はその父母とどの様な関係や影響があるかを見ます。

また、問いの種類によっても用神は変わって来ます。断易で稼げるか?なら妻財ですし、断易が使える占い師になりたいのなら子孫ですし、断易の先生を探したいのであれば父母です。ちなみに断易精義の例では自分の占いの店を開く吉凶には官鬼を用神としていました。官鬼は易神・有名運・事業の意味がありますから。いずれにしても問いの優先順位が大事です。

断易は物や人や場所では無いですから、応爻が断易と見るのもちょっと不思議だと思いました。この場合には環境や縁と解釈した方がいいかも知れません。応爻が有利なものなら他人や他の場所で学んだ方がいい、応爻が不利なものなら自力でやるほうがいいなどです。

四爻の父母は朱雀が臨んで学習の意味を強めます。世爻は妻財巳火で父母申金を剋しながら相合関係なので矛盾した心情を表しています。なのでこれは現在断易を学んで良いか迷っている状態か思われます。仮に学ぶ場所が決まっていたとしたら、この場合は応爻は学ぶ場所で父母+朱雀があれば断易の先生と連想出来ます。

父母申金は月から剋され日から生じられて強さは一対一です。原神である官鬼が独発して世爻の剋を化殺して進神になり悪くはないです。官鬼は同時に申金を入墓させてまだ本格的に勉強を始めていないと見ます。でも、日が未土で丑土を冲して出墓させて近いうちに始めるでしょう。官鬼は悩みの意味があり太過気味なので、学習過程での悩みが多くスムーズには行かないと見ます。

 

まあ、こんな感じで卦を出すまでは同じでも、流派によって用神の解釈はかなり変わってきますから、皆さんも色々な本を読む場合には解釈の違いに注意しながら読むようにしましょう。

 

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