ある既婚者の男性は家の風水を占い、風地観の動爻なしの卦を得ました。
世爻が父母未土で妻財は木の五行で、未土は財の墓であり、金運は悪くありませんが、日の寅木は隠れた兄弟申金を冲し、堤抜されて兄弟は損の意味で、出費も多いです。
→会社員で給料は悪くありませんが、家や車のローンでの出費が多いです。
墓(ぼ・はか)
十二運の一つ。包む・収納・管理・コントロール・夢中・依存・動けない・拘束・確保などの意味がある。墓の地支はぜんぶ土の十二支(丑・辰・未・戌)になる。五行易では使うことの多い十二運の一つ。墓に入る六親や五行で墓の意味が変わってくるので面白い。
堤抜(ていばつ)
伏神が助けを得て出現すること。伏神が堤抜される基本的な条件として、・伏神が飛神を剋する・飛神が伏神を生じる・飛神が空亡や月破になり弱いこと・伏神が強くて日に冲されたり、動爻に冲されることである。反対に不利な組み合わせは・伏神が飛神に剋される・伏神が飛神を生じる・伏神が空亡や月破になり弱い・伏神が日や動爻に冲されたりすれば、隠れたところから出やすいが、出てしまえば月日他の不利な影響を受ける為、凶になりやすい。基本的な考え方としては、伏神と飛神の力比べと思えばわかりやすい。伏神の状態の時は隠れている為、基本的には他の影響を受けづらい。伏神が強ければ出現しても活躍でき、弱い伏神が出現してしまえば、ますます活躍出来ない。
子孫子水は子供で、初爻も子供で、陰爻に隠れて伏神で、内卦は坤で娘がいますが、飛神が家の意味のある父母で、子供に良くない風水です。
→娘は中学生ですが、反抗期で相談者と口をきかないし、学校も不登校気味で悩んでいます。
伏神(ふくじん)
卦に現れていない伏している爻のこと。卦に用神が無ければ、本宮(八純卦)から探し出さなければならない。原神・忌神・仇神も無い場合があるので、念のため全ての伏神を書き出したほうが良い。意外と吉凶に絡むことが多いためである。
飛神(ひじん)
得卦の上の出現している六親(父母・兄弟・子孫・妻財・官鬼)の総称。出現していないのが伏神。