五行易占例:初爻の独発は気持ちを表す(沢雷随)

ある女性は長年経理で働いています。しかし、いい加減飽きてきたので他の部署に移りたいと思っています。移動したほうが良いかどうかを占い、沢雷随沢地萃に変わる卦を得ました。

 

戌月戊午日 空亡ー子丑

現状の仕事は官鬼酉金です。

五爻にあって酉金で、良いポストについています。

爻位(こうい)

爻の順番のこと。易をコインで立卦(擲銭法)するときは、一回目は初爻、二回目は二爻、三回目は三爻・・と陰陽を記録していく。実はこの順番自体が物事の発展過程を表している。位(くらい)の意味もあるので低級から高級などの階級も表す。基本的には、①時間経過(初爻が始まり、六爻が終わり)②上下(初爻が下、六爻が上)③遠近(初爻が近い、六爻が遠い)④内外(初爻~三爻は内、四爻~六爻は外)の意味がある。爻位が表す象意は爻位象(こういしょう)、または爻象(こうしょう)という。特に六爻占術で重要視される。

画像44

 

その上、世爻が辰土で酉金と相合していますから、相性が良く長くやっています。

合(ごう)

二つ以上の天干・地支同士が力を合わせること。和合・協力・融合・重複・接着・引き合うなどの意味を持つが、場合によっては、ありがた迷惑・邪魔・足を引っ張り合うなどの意味にもなる。干合・支合・三合(局)の種類があるが、五行易で使うのは支合と三合。

 

初爻は気持ちの爻位で、職場や部署の意味のある父母子水が独発して、四爻にも父母があり、他の部署に移動したいです。

父母(ふぼ)

六親五類の一つ。我を生じ、我を守り、我を育ててくれるもの。父母・祖父母・おじ・おば・年長者・教師・天・地・土地・墓・建物全般・工事・乗り物全般・本・書類・手紙・情報・学校・会社・病院・布団・衣類・雨・雪・雨具・成績 などの意味がある。

 

父母子水は妻財未土に変わり、応爻にも未土があります。

応爻が移動先で、六爻(退職や閉職の意味がある)にあるのは良くありません。

なので、移動しないほうが良いとアドバイスしました。

 

対面鑑定・出張鑑定・電話鑑定・個人レッスン

五行易メール(LINE)鑑定

 

コメントを残す