動爻はストーリー(遠隔化爻)

動爻は複数発動すれば、物事の経緯(物語)を表すことがあります。

これを、六爻占術的に言えば「遠隔化爻(えんかくけこう)」のことですね。

まあ、ちゃんと解釈するのは結構難しいです・・

 

今回は良い占例がありますので、それを使って説明していきたいと思います。

 

 

ある男性は、「以前辞めた職場にもう一度復職できるか?」と占い、地雷復から沢水困に変わる卦を得ました。

二爻の官鬼寅木を用神とします。

官鬼寅木は日(子水)に生じられて強いです。

世爻に妻財子水があり発動し、官鬼寅木に変わって復職したい気持ちが表れています。

※現状の問いと合致して、正しく卦に反映されています。

五爻は上司の爻位であり原神で、日と同じ五行で強くて発動して、上司も戻ってきてほしいでしょう。

世爻が原神なので、自分からアプローチすれば復職できます。

六合卦から六合卦に変わるのも吉です。

主卦(本卦)の地雷復は文字通り復帰の「復」ですね。

でも、変卦(之卦)が沢水「困」なので、長期的に見れば良くないかも・・(汗)

 

結果:

上司に近い同僚に頼んだら、ちょうど人手が足らないということで、上司も快諾して前より良い条件で復職できました。

2018年に相談者から報告がありました。

復職して三年ほど経ちましたが、上司が退職しそうなので、そろそろ辞めたいそうです。

 

簡単に吉凶だけ説明すればこんな感じですが、この卦は動爻が多いです。

そして、初爻は世爻で妻財子水→官鬼寅木→官鬼寅木(二爻)→兄弟辰土→兄弟丑土(四爻)→妻財亥水→妻財亥水(五爻)と、初爻から五爻にかけて六親が重複して爻位を移動していきます。

これを「遠隔化爻」といいます。

 

実はこの六親の変化の流れは、物語風に読むことができます。

世爻は初爻なので、物語のはじまりです。

官鬼は仕事で世爻は妻財ですから、仕事を得たい気持ちというのは、先程説明しました。

変爻は官鬼寅木であり、勾陳があれば古いという意味があり、馴染みのある、手慣れた仕事になります。

世爻と応爻の間の二爻が発動しています。

世爻と応爻の間に動爻があれば、仲介者の意味があります。

官鬼寅木から兄弟に変わって、兄弟を介して上司の爻位である五爻に到達して、結果的に官鬼を生じるわけですから、兄弟は同僚の意味であり、同僚から上司に口利きしてもらう意味です。

この例のように遠隔化爻から、復職までの物語を読むことができるのです。

 

で、せっかく復職したにも関わらず、なぜ辞めたくなったのでしょう?

これは、五爻の妻財亥水が子孫酉金に変わって、六爻にも子孫酉金があります。

遠隔化爻から見れば、これは最後の六親(物語の最後)です。

子孫は官鬼を剋する地支であり、六爻は退職の意味です。

変卦が沢水困に変わるということは、困った状況が出てくることの象意であり、長期的に見れば最後まで勤めることは出来ないことを表したのでしょう。

※官鬼は上司の意味もあります。五爻が忌神である子孫に変わり、六爻にも子孫があるということは、上司が退職するという解釈もできます。でも六爻に子孫が無ければ、このような解釈は成立しません。

 

また、遠隔化爻は初爻から上に変わっていくのは物事の発展、拡大を表しやすく、反対に六爻側から下に変わっていくのは物事の停滞、縮小を表しやすいので覚えておきましょう。

2件のコメント

  1. 「遠隔化爻」初めて聞く言葉とストーリーにびっくりです。‼️(上爻から初爻のストーリーもあるなんて)凄い‼️

    すみません応爻は、四爻と思います。
    世爻と応爻の間は、二爻のみが発動していますが
    、又意味は違ったりしますか?

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