五行易的 ”地天泰” の見方(64卦シリーズ-60)

前回は自分の助けになる偉大な方が、家に来てくれる意味のある地澤臨でした。

そうです。

地澤臨は不甲斐ない『のび太』を未来から助けにきた偉大な『ドラえもん』を表しているのです。

ふざけているとお思いでしょうが、わかりやすく例えるとそうなるのです。

別に三国志の『三顧の礼』でも、良いですが・・・

 

 

 

今回は

 

 

地天泰(ちてんたい)

 

 

 

です。

上半分の外卦は坤(こん)です。

坤は地の意味があります。

下半分の内卦は乾(けん)です。

乾は天の意味があります。

坤は陰であり、下降する性質を持ち、上にあるので、下に向かおうとし、乾は陽で上昇する性質を持ち、下にあるので、上に向かおうとします。

これは、乾と坤が通じ合い、陰陽が交換されることを表します。

お互いに遮るものがなく通じて、陰陽が和合するということで、ゆったり、安らかなどの意味のある『泰』なのです。

 

爻位や六親から見ると、自分を表す世爻は三爻にあります。

三爻は玄関の意味があり、六親の兄弟も出入り口やドアの意味があります。

六爻は天・神の爻位であり、六親は子孫があります。

子孫は吉祥の意味があり、これは福の神です。

そして、世爻は辰土で子孫は酉金です。

これは相合関係になり、福の神が自分に降りてくることであり、平穏や幸福が自分にもたらされる暗示であり、故に地天泰は平穏・順調・不動・固定・通じるなどの意味があるのです。

また、この卦は六合卦で、初爻と三爻、二爻と四爻、三爻と六爻の十二支同士が相合関係になります。

ですから、六合卦の卦象として、引っ張りあう、惹かれあう、結合、仲良し、安定、長続き、腐れ縁などの意味があります。

 

地天泰は安定・平穏の意味があり、その上六合卦であり、穏やかな性質があり、非常に良さそうな卦ですが、実は悪い側面も持っています。

これから、それを説明していきましょう。

 

 

※五行易は月日の十二支からの影響を見て、用神が強いか弱いかで吉凶を判断しますので、下記の説明は鵜呑みにせず、参考程度に留めてください。あくまで、卦自体の象、六親、爻位の関係性から見た仮の吉凶ということです。

 

仕事運 ★★ 用神は官鬼

あまり良くないです。

官鬼は二爻にあり、これは家の爻位であり、意味を引き伸ばすと、室内の仕事・安定した仕事の意味があります。

しかし、二爻は比較的低い爻位であり、出世しにくい形です。

その上、官鬼の五行は木であり、自分を意味する世爻を剋しています。

相剋関係なので、自分にとって不利な出来事が起きやすくなり、その結果ストレスが溜まりやすい暗示になります。

 

異性運

男性の場合 ★★ 用神は妻財

微妙です。

用神の妻財は五爻にあります。

五爻はいわゆる尊位であり、上司・目上・重要などの意味がありますが、ここでは異性運なので、非常に自分が気に入っていると解釈します。

世爻は辰土であり、水・土の墓です。

墓には、手に入れる・管理の意味があり、三爻は寝室・ベッドの爻位ですから、自ら親密な関係になりたいことを表しています。

妻財が強くて、世爻に傷が無い場合(月破や空亡にならない)は願いが叶いやすいですが、妻財がもう一つ初爻にあり、これはもう一人の女性です。

初爻は最初の爻位であり、もともと付き合っている女性を表します。

六合卦で、異性運を占えば良いことで、女性に縁がある暗示ですが、世爻は土の五行で忌神になり、妻財を剋する五行です。

そうすれば、この卦は浮気に走りやすいことで、一人の女性と長続きしにくいということになります。

 

女性の場合 ★★ 用神は官鬼

微妙です。

二爻は家の爻位で、二爻に官鬼があり、これは家に男性が来る暗示ですが、官鬼の五行が木であり、世爻を剋する五行です。

十二運でいえば、官鬼寅木は土の病であり、病は悩みの意味があります。

そうすれば、男性と親しくなり家で共に過ごすようになると、うまくいかなくなるのです。

六合卦は引っ張り合う・惹かれ合うという意味ですが、別れようとする場合は、なかなか縁が切れにくいことを表します。

なので、この卦は相手に不満があり、別れようとしても縁が切りにくい暗示になります。

 

金運 ★★★ 用神は妻財

まあまあです。

以前の記事にも書きましたが、五爻に妻財があれば大金です。

これは、自分が思っている大金ということです。

なので、各個人の主観や環境でいかようにも変わりますので、他人を占う場合には注意して見なければなりません。

世爻に兄弟があり、土は水を剋して、若干不利ですが、辰土は水の墓です。

これは、自分がお金を取りに行く形であり、そんなに悪い組み合わせではありません。

が、兄弟は妻財を剋する五行になりますので、散財には注意です。

 

学業運 ★★ 勉強、資格などの用神は父母、試験は官鬼

微妙です。

世爻に兄弟が来るということは、必然的に父母が原神になることで、世爻を生じて良い五行の組み合わせですが、肝心の父母が伏神で隠れてしまって、本卦に出てきていません。

伏神は基本的には隠れているので、なかなか勉強がはかどらないでしょう。

が、飛神の官鬼寅木が父母巳火を生じていますので、隠れている場合は有利な組み合わせになります。

気分が乗った時に短時間に集中して行えば、勉強がはかどる可能性があります。

 

外出運 ★★★★ 用神は世爻

良いです。

世爻が辰土であり、応爻の子孫酉金と相合します。

応爻は六爻にあり、遠くの意味の意味があり、相合は目的地に行くということで、外出を意味します。

子孫は楽しみであり、これは楽しみ得るために出かけることです。

六合卦は安定で、地天泰は平穏で、穏やかな外出でしょう。

ただし、官鬼が動爻になれば、世爻が剋されてしまうので、トラブルや災いに注意です。

 

創造力・アイデア運 ★★★★ 用神は子孫

良いです。

子孫は天の爻位であり、世爻と相合して良い組み合わせです。

地天泰の八卦の組み合わせは、天と地が通じ合うことであり、安定して創造性が発揮されます。

ただし、二爻の官鬼が動爻になれば、現実面での障害で、天に通じる落ち着いた心が乱され一転凶になります。

 

健康運 用神は世爻

二爻に病気の意味のある官鬼があり、その上寅木は世爻の五行である土の病であり、ここが動爻になれば良くないです。

二爻は家の爻位であり、これは風水が原因で病気になる暗示です。

木は痛み・肝臓の意味があり、神経痛や肝臓系の病気に注意です。

 

この卦は六合卦で、初爻と三爻、二爻と四爻、三爻と六爻の十二支同士が相合関係になります。

相合は引っ張りあう関係なので、病気になればくっつく、離れない、安定の意味になります。

なので、かかったばかりの病気であれば、自分にそのまま居着いてしまうということで、治りずらくなってしまうのです。

反対に長い病気であれば、すでに自分には居着いてしまっているので、病状が安定して治癒に向かう暗示になります。

 

 

爻位(こうい)の意味

 

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