今回は太過シリーズ2回目です。
先日、天気予報で雪の予報が出ました。
雪が降ると困るので、予報通りに雪が降るかどうかを占いました。
※天気占いについては下記の記事に書いてありますので、ご一読ください。
甲寅 ( 木 ) 月 戊寅 ( 木 ) 日 空亡 - 申酉 子孫戌土 ’ 朱雀 妻財申金 ’ 青竜 兄弟午火 ’ 世 玄武 官鬼亥水 兄弟午火 " 白虎 子孫辰土 ○ 回頭剋 父母寅木 螣蛇 父母寅木 × 応 回頭生 官鬼子水 勾陳 離宮 天水訟 天雷無妄
雪なので、父母を用神とします。
まず、父母寅木は月建、日辰と同じ五行になり、他の五行に剋されてもなく、月破や空亡も無く、非常に旺盛な状態にあります。
これだけだと、用神が強くて雪が降ると判断してしまいそうです。
しかし、用神がすでに旺盛な状態であるにも関わらず、わざわざ動爻になりました。
その上、官鬼子水に変わって回頭生で、父母寅木は変爻から生じられてもっと強くなります。
雪が降るのであれば、用神が強いのにいちいち動爻(発動)するのはおかしいです。
父母は月日と同じ五行であり、発動して回頭生で、しかも二爻の子孫が発動して、父母寅木に変わっています。
そうすれば、月日と卦中に父母寅木が二つあり、全部で四つもの木の五行が現れています。
以上の理由から、この卦では父母は強すぎて太過(たいか)になり雪は降りません。
次に別の視点から見てみます。
晴れの意味のある子孫辰土が発動しています。
子孫の五行は土であり、月日に剋されています。
普通は月日に剋されれば、当日は晴れないと判断しますが、二爻の子孫は発動して、父母寅木に変わり回頭剋です。
初爻の父母寅木も発動して回頭生で子孫を剋します。
子孫はすでに弱いのに、わざわざ変爻と初爻から剋されています。
晴れないのに、こんなに過剰に剋される必要はありません。
これは、父母が強すぎて子孫が弱すぎて、逆に子孫が強くなるパターンの太過です。
よって、当日は雪ではなく、晴れになるということです。
占いの結果ですが、予報当日の午前は雲かある晴れで、午後は晴れで気温も上がりました。