マルセル・デュシャンの命式を読む

今回は現代アートの父と呼ばれるマルセル・デュシャンの命式を見ていきたいと思います。

 

1887年7月28日14時生まれ

パッと見で只者ではないことがわかります。盲師派で見ると、日干は弱いですが火と乾燥した土で金と水を制御する命式です。しかも火は傷官でキレッキレです。金は官殺で名が上がりますし、水は印で非常に頭が良いことになります。

季節で見れば、夏の終わりの甲ですから弱いです。未には一応乙が入っていますので通根しています。なので生きた樹木になります。火は天干に二つあるので、バランスを取る水と木が欲しい五行です。

小山内式で見れば、官殺(金)食傷(火)の隣接になりますので、剋洩交加でハングリー精神もあります。土が来れば官殺と財(社会的成功)、水が来れば食傷と印(独創性の発揮)の調和が来ます。

神殺を見ると、年支の亥が学堂で印綬となり、良い教育を受けています。午は紅艶で食傷ですからスター性ががあります。未は華蓋で財になりますから、精神的な方面に関心が向いやすく、その方面でお金を稼ぎます。

代表作品のレディ・メイド大ガラスですが、これは27歳〜36歳の甲辰の大運に作られています。30代半以降ほぼ作品を作らなくなります。月支は未で、神殺は天徳と月徳が甲です。しかも日干が甲で弱い日干を強めます。湿った土が好きな五行なので、立派な樹木が育つということになります。

37歳から癸卯です。癸は甲を強めて良いのですが、卯は日支の午を‪相破します。午は食傷であり表現です。もともと午は空亡だったというのもあるので壊されます。また癸も天干の丁を剋するので、創作する気がなくなってしまったかもしれません。

でも、創作するだけが人生ではありません。57歳以降は創作活動の火種となる火と木の五行が巡ってきません。その後は美術関連の会社を経営したり、チェスにハマったり、自分の作品を再生産したりして悠々自適に過ごし、81歳の時心臓発作で亡くなりました。

しかし。死後密かに制作されていた作品『1.水の落下、2.照明用ガス、が与えられたとせよ』が発見されます。

最後の作品は、命式と似ています。甲は樹木ですが、生物なので人とも捉えられます。辛は陰の金で八卦に直すと兌で少女の意味があります。手に持っているのはガスランプで丁です。遠くには滝があって亥です。また生殖器系の意味もあります。未は木の墓ですから、森や芝生です。

 

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