増刪卜易(ぞうさんぼくえき)を読み解く③

最近すごいですねー自粛警察、仕事でもないのに良くやるよなあ・・

人間はもともといじめで快感を得るような脳の仕組みになってるようなので、しょうがないとは思いますけど。

 

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あ、話がそれた・・

今回の占い例は五行易名著である増刪卜易の〜第七十五 何方に往きて買売するやの章〜からの抜粋です。

 

午月戊子日(午未空亡)に、楚に荳(まめ)を買いに往くを占い、臨卦を得るが如き。

午(火)月戊子(水)空亡ー午未

楚の国に豆を買いに行こうと思って、地沢臨の卦を得ました。

 

断じて曰く「亥水の財爻が外卦に休囚しており、楚の荳は必ず賤(やすね)である。子水の日建の財が而して世を生じるは必ず厚利を得るのであり、宜しく之を行うべきである。但し間爻の兄弟を月が生じて日が合するは、耗費の多きを嫌うのである。」と。

「五爻の妻財亥水は外卦で月から見れば助けがなく弱くなっており、楚の国の豆は必ず安い。日の子水は妻財で世爻を生じているので、必ず大きな儲けがあるのでぜひやるべきだ。しかし、間爻(世爻と応爻の間)の兄弟が月に生じられて日に相合されているので浪費が多いだろう。」

 

果して牙行(なかがい)の作弊(あざむき)がありて官に之を訟へる。一ヶ月ばかりして遅悞して花費を些しするも、幸いに地頭に到つて其の価は大長となり、果して厚利を得たのである。

果して仲買人に騙されたので役人に訴えた。一ヶ月ほど経って少し出費があったが、幸運にも豆の値段が上がって大儲けした。

 

それでは解説していきましょう。

豆をわざわざ楚の国に買いに行くわけですから、安く買って高く売りたいです。

月は季節の意味があります。

応爻は目的地で楚の国を表します。

外卦も外を表し、すなわち楚の国です。

豆は亥水の意味があり、午は夏の季節なので五行で言えば火になりますので、水の五行は『旺・相・死・囚・休』の『囚』になります。

囚の状態はやや弱いと判断できますので、今の季節では楚の国では豆の値段が安いと判断したのでしょう。

間爻(間に入る人・仲介)の兄弟(出費、浪費)は月の午火に生じられて強くて、日と相合されています。

そうすると豆の売買での仲介人で出費があることになります。

でも、応爻の妻財亥水は日と同じ五行で強くて世爻を生じているので、最終的には大儲けできたのです。

 

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