占い師らしくない占い師の大黒天です。
すみません、また引き寄せの法則のことです。
うまく引き寄せられなくて、挫折された方は多いと思います。
じゃあ、なぜ挫折する人が多いのか?
それは修行と同じだからです。
ネガティブなことが起こっても、リフレーミングで受け取りかたを変えていけば、ものごとはポジティブな意味に変化していきます。
また、気分が良いときに願望をイメージして、もう願望が叶ったと思う状態になれば受け取れますよね。
でも、願望が叶った状態になるのがうまく行かないと、受け取れずに挫折していきます。
以上のプロセスを繰り返すのは大変です。
これは常に内なる存在と一体化し続けるということです。
いろんな書籍にはあたかも簡単に引き寄せられるような美辞麗句がならんでいますが、引き寄せ法則の本質はそこにはありません。
リフレーミングでものごとの受け取りかたをポジティブに変え続け、新しい現実を創造していくいう壮絶なプロセスこそが本質だと思います。
私がこの考えに至った時に思い出した本がありました。
南無阿弥陀仏 柳宗悦
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です。
柳宗悦(民藝運動を起こした思想家、美学者、宗教哲学者)が晩年に書いた仏教入門書です。
これは、壮絶な本です。
説明すると長くなるので、詳しく知りたいかたはネットで見てください。
基本的には浄土宗、浄土真宗のことを柳宗悦独自の視点で書かれています。
南無阿弥陀仏の意味をご存知ですか?
南無は帰依を意味しているので、阿弥陀仏を帰依(拠り所)しますという意味です。
阿弥陀仏は無量光(永久に無限の恵みをもたらす光明)、無量寿(阿弥陀仏の寿命が無量であるところから)という意味があります。
無限の光と寿命が無い(永遠に生きる)ということです。
そうすると、仏 = 内なる存在 となります。
南無阿弥陀仏と念仏を唱えることによって、南無阿弥陀仏(内なる存在)と一体化していくということです。一体化すればするほど、現実は変わっていきます。
そりゃそうでしょう。
阿弥陀仏は無限の恵みをもたらす光明なのですから、恵みを引き寄せ放題です。
ただし、念仏をただ唱えるだけではダメです。
念仏を唱えるたびに一瞬、一瞬気持ち(阿弥陀仏になりたいという感情)を入れて行かなければ、功徳はありません。
唱えるたびに阿弥陀仏になりつづけていくのです。
どうでしょうか?
私が言った引き寄せの法則の本質に似ていませんか?
だって、仏は内なる存在と同じなのですから、仏からみた視点はポジティブしかありえません。
柳宗悦の本はおもしろいので、ぜひ一読してみてください。
仏教に対するイメージが変わりますよ。
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