今回の例は転職の占いです。
30代の女性はある会社に転職した場合の吉凶を占いました。
仕事の意味のある官鬼を用神とします。
官鬼寅木が世爻にあり、月は丑土で日は酉金で剋されて弱いです。
※月(季節)は丑土ですが、冬(亥、子、丑)に属して少し水気があるので、寅木は少しだけエネルギーがあるという考え方もできます。
※世爻に官鬼があり仕事を持っていますが、退職の意味のある六爻で、これは今の仕事を辞めたがっている暗示です。
応爻は転職先の会社です。
忌神である子孫申金があり、原神が空亡に変化し、相冲関係で転職できません・・
と判断しそうですが、違います。
五爻に原神である妻財子水が独発して、世爻の官鬼を生じています。
他に動爻があれば転職できませんが、これは独発です。
世爻の官鬼寅木が弱くて、原神の妻財子水のみ独発しているので官鬼を強くすることができます。
変爻が勤め先の意味のある父母巳火に変わり、二爻にも父母午火が暗動して、変化の意味のある六冲卦でこれは転職できる情報です。
が、転職先の意味のある応爻は世爻の忌神で相冲関係であり、世爻の官鬼も日に剋されて弱いので、あまり良い転職先ではありません。
結果:
酉年(翌年)の子月に転職しました。
前の会社よりは給料が上がったのですが(五爻の妻財が強い)、仕事がハードで上司との相性も悪く、近いうちに辞めたいと思っているそうです。
独発について詳しく学びたいのですが、大黒天さんのテキストならどれがよいでしょうか?
五行易実践編②で詳しく書いています。
ありがとうございます。早速購入します。