太過になりそこなった卦(5)

久しぶりの占い例です。

今回は太過になりそこなった卦をご紹介します。

 

コパアメリカ、日本vsエクアドル戦の試合を占い、風天小畜乾為天に変わる卦を得ました。

世爻は日本で応爻はエクアドルです。

世爻は月破で、日は辰土で剋されつつ入墓して弱いです。

応爻は月日からの助けがあり、発動して回頭生で強いです。

妻財辰土も卦に現れており、ちょっと強すぎる感じです。

応爻は世爻を剋していますので、かなり世爻には不利になります。

世爻が弱すぎ忌神が強すぎで、これは忌神の太過ではないかと思い、ギリギリ日本の勝ちだと判断しました。

しかし結果は1対1の引き分けで、判断が外れてしまいました。

 

もう一度卦を見直すと、世爻は月破とはいえ、月から剋されていません。

応爻の妻財未土は月日の助けがあり回頭生ですが、空亡から空亡に変わります。

そうすれば、忌神の太過には理由が少し足りません。

とはいえ、回頭生ですから強いことは強いです。

実は今回の空亡はエネルギーの面と象意の面の2つの意味があります。

・空亡で太過になるのを回避する→応爻にとって有利

・空亡で上手くいかないことを表す→応爻にとって不利

この微妙な表現で、引き分けという結果を表したのでしょう。

 

1件のコメント

コメントを残す