五行易占例:引き分けの例

以前、試合の占いで引き分けの例を出して欲しいとの声がありましたので、いくつか紹介したいと思います。

 

 

まずこれですが、世爻は月日に助けられていません。

応爻は月日と同じ五行で強いです。

世爻は火で応爻は金で剋して有利ですが、応爻も強いので強さと関係性が拮抗しています。

なので引き分けになったのでしょう。

 

世爻は月破で日に入墓して弱いです。

応爻は月日に助けられて発動して強すぎ、世爻は弱すぎで世爻の勝ちと判断出来そうですが、応爻は空亡から空亡に変わっています。

ということは世爻は逆の太過にもなれない、応爻も太過になれないということで、引き分けになったのでしょう。

 

世爻は月と同じで強いです。

応爻は世爻の原神となり、この時点で不利です。

しかし、四爻に世爻にとっては忌神、応爻にとっては原神になる子孫申金が発動しています。

五爻は戌土で世爻の卯木と相合し、動きを止めています。

世爻が勝つのであれば、そもそもこの二つの動爻は発動しないでしょう。

とはいっても子孫申金は空亡で応爻を生じる力は弱く回頭剋です。

ということから、引き分けになったのでしょう。

 

先程の卦と組み合わせが似ています。

世爻は日から生じられて強いです。

応爻は月の助けはなく戌土で日に冲されて暗動です。

普通なら世爻が強く応爻を剋して勝ちますが、なぜ四爻の申金が発動したのでしょうか?

独発ならば、五行の相生相剋の力が弱まり十二運の意味が強まります。

となれば、申金は世爻の絶の地であり不利です。

応爻からみれば、土の長生の地です。

ですが申金は空亡なので力は弱いです。

以上のことから引き分けになったのでしょう。

 

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