五行易占例:雪は降るか?(複数回占った例)

今月の10日(己亥日)に東京に雪が降るとの予報が出ました。ちょうど個人レッスンに出かける予定だったので当日雪が降るかを占い、山雷頤が山沢損に変わる卦を得ました。

 

 

普通であれば、雨や雪の意味のある父母を用神とします。

月からの助けなく、日は午火で冲されて弱い暗動です。

二爻に兄弟が独発して進神で父母のエネルギーを漏らし弱くします。

なので、雪が降るには少し理由が足りないです。

五行易は用神は重要ですが、卦に発動した独発はもっと重要です。

兄弟寅木は邪魔や障害の意味があり、10日は己亥日で寅木と相合して動爻の応期です。

世爻が妻財で動爻に剋されますから、嫌なこと(忌神・世爻から見れば官鬼になる)の独発ということで雪が降るのではないかと推察しました。

 

これは翌日(2回目)に占った卦です。

父母は弱いですが、原神の官鬼申金が回頭生です。

しかし、官鬼は月破で同じく二爻に用神に関係のない兄弟寅木が再び発動しています。

 

これはその2日後(3回目)に振った卦です。

これも寅木が独発しています。

父母巳火は伏神で空亡ですが月に生じられて強くて寅木は原神です。

10日は亥日で巳火の空亡が明け、寅木と相合して応期になります。

 

結果

10日(己亥日)は朝から雪でした。

このように用神に関係のない爻だとしても独発すれば何らかの意味があります。

なので状況に合わせて注意深く判断する必要があるのです。

また、今回の場合には3回とも寅木が全部に発動していました。

問いは10日に雪が降るか?ですから、ちょうど亥日は寅木と相合するので応期になります。

卦は「10日に雪が降るよ」と変則的に教えてくれたのでしょう。

 

 

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