ストラヴィンスキーの命式を読む

前回はマーラーでしたが、今回は20世紀の代表的作曲家であるストラヴィンスキーの命式になります。春の祭典や火の鳥が有名ですが、名演奏となるとあまり無いです。現代ではやっぱりサロネンが最高峰ですね。来日した時にサロネン&フィルハーモニアで火の鳥を聴きましたが、鳥肌ものの凄さでした。

 

1882年6月17日12:00 PM生まれ

はい、ものの見事に五行が偏ってますね。火が圧倒的に多く水が二つしかありません。盲師派の考え方で言えば、官殺である時干の壬が制御されるのは良いのですが、日支が制御されるのは良くありません。なぜならその場所は妻の場所であり、そこが制御されたり壊されてしまうと妻や家庭に悪影響が出るからです。実際は初婚の時の妻と娘を結核で早くに亡くしています。

しかし、年干の壬が圧倒的な火の勢いで制御されるので、非常に名声を得ることができます。1910年の28歳には代表曲の一つである「火の鳥」が大成功を収めています。ちょうど28歳は己酉の大運で、命式には火が強くて大運は酉(鳥)です。なので「火の鳥」を作曲したのはただの偶然だと思えません。

55歳まで延々と金の五行が続き、56歳から75歳まで水の五行が続きます。この命式は火の五行が強すぎるので、火を弱めて官殺(壬)を強める五行が巡ってくるのは良いことです。大運の流れにも恵まれて若い頃からずっと旺盛な創作欲で成功し続けることができたのでしょう。実際には84歳までずっと作曲し続けていたことは驚きです。

とりあえずこれで作曲家シリーズは終わりにしたいと思います。次は何にしようかな‥

 

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