ある男性は定年退職後の自分の運気を占い、沢雷随が風山漸に変わる卦を得ました。
未月庚辰日 空亡ー申酉
今年の三月(卯月)に定年退職したばかりです。
→五爻の官鬼酉金が空亡で日と相合しています。応期のルールに従うなら、相冲する卯木になります。応爻は職場で官鬼の原神で発動して卯木に変わり回頭剋で、父母も職場や学校で発動して回頭剋で朱雀は学習関係で、亥卯未の三合局となり、これも応期の理由となります。
木局(もくきょく)
いわゆる木の三合局(三合会局)。卯木が中心(帝旺)となり、亥水(木の長生)と未土(木の墓)がサポートして強力な水の五行のグループを作ること。五行易の判断では良く使う。
前職はある学校の校長先生でした。
→官鬼のある五爻は尊位であり偉い爻位です。酉金は四正(しせい)であり、十二運では帝旺です。責任者や権力の意味となり、学校では校長となります。その上、世爻が辰土で身分が高い意味がある青竜があって相合していますから、長く勤めていたことになります。
十二運(じゅうにうん)
五行のエネルギーの盛衰を十二支で表した名称。基本的には『長生・帝旺・墓・絶』が重要視される。主として日辰についてのみ用いられることが多いが、それは吉凶面の話である。具体的な事象を見る場合には月建も重要な情報源になる。