ある女性は最近彼氏の様子がおかしいので、浮気を疑っています。風水渙の動爻なしの卦を得ました。
申月壬戌日 空亡ー子丑
官鬼亥水を用神とします。
官鬼は月の申金に生じられて強いですが、伏神で隠れて飛神が日に入墓して、出口が塞がれてやや不利です。
伏神(ふくじん)
卦に現れていない伏している爻のこと。卦に用神が無ければ、本宮(八純卦)から探し出さなければならない。原神・忌神・仇神も無い場合があるので、念のため全ての伏神を書き出したほうが良い。意外と吉凶に絡むことが多いためである。
飛神(ひじん)
得卦の上の出現している六親(父母・兄弟・子孫・妻財・官鬼)の総称。出現していないのが伏神。
世爻が巳火で相剋関係で、関係性が悪くなっています。
応爻は辰土で日に冲されて暗動して、官鬼を入墓させて弱くするので、これも不利です。
暗動(あんどう)
暗中に動く意。静爻が月から助けられて、日の十二支に冲されれば、その爻は動爻と同じような働きをする。また、月破や月から剋されてなければ、暗動が成立する場合も多い。
墓(ぼ・はか)
十二運の一つ。包む・収納・管理・コントロール・夢中・依存・動けない・拘束・確保などの意味がある。墓の地支はぜんぶ土の十二支(丑・辰・未・戌)になる。五行易では使うことの多い十二運の一つ。墓に入る六親や五行で墓の意味が変わってくるので面白い。
原神である妻財も伏神で隠れてしまって、良くありません。
官鬼亥水は飛神で兄弟午火に隠れており、世爻と同じ五行でこれはライバルを意味し、おそらく浮気をしています。
兄弟(けいてい・きょうだい)
六親五類の一つ。我(本宮の八卦)と同じ五行なので自分と同じ立場を表す。そこから兄弟・友人・同僚・同級生・自我・ライバル・邪魔・競争などの意味になり、妻財を剋することから損・出費・盗難などの意味になる。
結果
後日、浮気をしているのが分かったので別れました。