前回でこのシリーズは終わらせる予定でしたが・・・
・・・
すっごい役に立つ本を見つけてしまいました。
女の機嫌の直し方 黒川伊保子
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価格:756円 感想(1件) 楽天 |
なぜ、この本を紹介したかというと、
私は以前から脳科学における男性脳、女性脳の説明があまりしっくりこなかったのです。
特にそういう科学系の本は男性の著者が多いですよね。
女性の視点から男性脳、女性脳をうまく説明されている本が読みたかったのです。
最近は中野信子さんという有名な脳科学者がいますね。
一度、「努力不要論」を読んでみたのですが・・
努力不要論――脳科学が解く! 「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本 新品価格 |
たしかにおもしろい本であり、非常にわかりやすく説明はされてはいますけど、なにか表現が硬いというか、バッサリしすぎているというか・・
脳科学(?)の理論と自分の主観先行で、一般の方が現実生活に落とし込んで使いにくい印象を受けました。
一応、私は人の悩みを解く仕事のはしくれだと思っていますので、使える知識じゃないと意味がないのです。
現実の生活で使えつつ理論もわかるという本が好きなので、ちょっと合いませんでしたね。
話を戻します。
「女の機嫌の直し方」の著者である黒川伊保子さんですが、今話題のAI(人工知能)研究者であり、他にもいろいろ肩書きをもたれていますね。
私は本を読むときに、印象に残ったところは付箋をつけていくのですが、そんなに厚い本でないにも関わらず、初っ端から付箋しまくりでした。
それくらい印象に残ったところが多かったのです。
これは私が男性だからというのもあると思いますけどね。
私は小さい頃から女性に接することが多く、大学、仕事も女性と関わることが多かったので、一般の男性よりは女性に対しての理解はしているつもりでした。
しかし、なぜ女性がそういう感情を抱くのか?行動するのか?の理由がイマイチわからなかったのはあります。
私の長年の疑問をAIや脳科学や著者の経験や具体的な例をあげて、この本は非常に鮮やかに答えてくれました。
まあ、もちろん全部はわかりませんが、女性というものに対して基礎的な理解はかなり深まりましたね。
基礎がしっかり理解できれば、応用が利くということです。
この本は女性とのコミュニケーションで使えるところが満載なので、男性には非常に役に立つ思います。
が、人によっては非常に努力を要するところもありますので、若干の注意が必要です・・
なぜ、注意が必要かというと・・
非常に押しの強い本なので、繊細な男性は心が折れてしまう可能性があるのです(笑)
母性的な押しの強さですね・・
私は中盤あたりで、一回心が折れかけました・・
しかし、それを乗り越えれば非常に有意義な知識が待っていますので、頑張って乗り越えてください(汗)
この本は男性向けに書かれた本ですが、女性、男性両方に対する理解が深まる本になりますので、女性も絶対に読んだほうが良いでしょう。
彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず。
彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。
彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し
孫子