脳内独り言⑩

横尾忠則は日本の有名なアーティストですが、実はあまり絵は好みではないです。エッセイや芸術論の方が好きなのは私だけではないはず。さらりとした文章でアストラルさを表現する才能はさすがです。

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占い師は陰の世界から陽の世界を眺める特殊な仕事だと思います。なので、やり続けていると陰の強い影響を受けるので、かなり考え方(世界の見方)が変わってきます。スポーツの試合を見ても「どうせ勝敗なんかやる前に決まっている」とか、有名人が炎上したりして転落しても、「ああ、前もって運を把握してなかったのね」とか、ある種の無力感、負の万能感、負の優越感に囚われやすくなります。そうなると自分の運が停滞しますし、モチベーションも上がりません。そういう時に読んだ方がいいのが、『仏教思想のゼロポイント』です。脳内に溜め込んだ邪気も吹っ飛びます。これを読んで私はブッダが好きになりました。

仏教思想のゼロポイント: 「悟り」とは何か

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陰は目に見えないこと全般を表し、いわゆるエネルギーの世界です。科学はちゃんと学んでないので良く分かりませんが、量子物理学が近いのかも知れません。ま、考えてもどうせ結論なんかでないのですが、「なぜ?」という問いを持って考え続けるということが重要です。じゃないと占いの実力も伸びなくなります。

 

五行にも人生があります。それが十二運です。長生で生まれ・・帝旺でピークを迎え・・病気になり・・死んで・・墓に入り・・絶える・・そしてまた・・って感じで五行の一生を表します。五行易では吉凶自体の判断にはあまり使いませんが(墓と独発は別)、主に象意を見るときに活躍します。例えば、五行が火ならば長生は寅木です。つまり月日に寅木が巡ってくれば、卦中にある火の五行が長生を得るということです。うーん、やっぱり説明が難しいな・・オレも最初は混乱したな・・まあ、わからない人はテキスト読んで。

 

一番存在感のない六獣というと勾陳ですね。しかし、実際占う場合には重要な六親です。とくに建築、家、建物、土地の意味がありますから、風水が影響している場合には活躍します。ちなみに勾陳は陽の土ですから、土地、山、建物、不動、遅れる、障害物、転ぶ、愚か、素直、牢屋、陳列などの意味があります。なぜその意味になっているかは、陽(大きい、目に見える)の土がどういう性質かを考えれば大体わかります。あとは勾陳の漢字そのものの意味ですね。勾はかぎ型、曲がる、捕まえるの意味があり、陳は列をなしてならべる、ならぶの意味があります。こんな感じで類推していけば覚えやすいし、実践での応用力もつきます。

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