荒木飛呂彦の命式を読む(三柱)

独断と偏見の命式シリーズ第3弾です。今回はストーンオーシャンのアニメ化も決まったジョジョの奇妙な冒険で有名な荒木飛呂彦氏の命式を読んていきたいと思います。

 

 

1960年6月7日生まれ

荒木飛呂彦氏の場合には、木と火のグループと金と水のグループが拮抗しています。三柱共に陽でダイナミックな作風なのでしょう。日干の丙は陽の火で日支の寅は丙を生じて、非常に強く周りを明るく照らします。荒木氏の性格は基本的にはポジティブです。これは少年ジャンプのヒーロー像とも重なります。

水は闇の勢力(ネガティブ)で、午と子の冲もありその意味を強めて光と闇のバトル物を表していますが、火と水の強さが非常に拮抗しているので、一筋縄に善悪とは言い切れない複雑さや二面性も持っています。

表現者の証である食傷は三柱にはないですから、もしかすると時柱に土の干支があるのかも知れないし、命式図には出ていませんが、日支の寅の蔵干に甲、丙、戊が隠れていますので、寅を食傷(戊)と捉えてもいいかも知れません。

この命式だけでは、一芸の秀でるような面や有名になるような面は見られないですが、こういう場合には小山内式四柱推命の見方が役に立ちます。日干に隣接しているのは、寅木と壬水です。寅は印になり、壬は官殺です。大運で食傷(土)が巡ってくれば、印と食傷(一芸に秀でる)の通変が調和します。また、財(金)が巡ってくれば、官殺と財の通変の調和になり、社会的な成功を収めやすくなります。

大運を見れば、20歳から金の五行が巡ってきて、官殺(水)と財(金)が調和するので、社会的に活躍することが期待出来ます。実際、21歳の時に週間少年ジャンプにデビューしています。44歳(2004年)の時から金の五行が無くなり、戊の五行になります。戊は食傷であり、印との通変の調和を果たしてマニアック路線に突入します。

ちょうど、作品ではスティールボールランが連載がスタートしており、それまでのジョジョはジョースター家中心の話でしたが、スティールボールランから別世界の話になり作風も変化しています。50歳(2010年)からは通変の調和は無くなりますが、もし時干に財(金)の五行があれば、官殺と財の調和は可能です。60歳(2020年)から再び食傷である戊が巡ってきて、創作意欲やオリジナリティが戻ってくるでしょう。

 

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