今年は花粉が酷いですね。
以前の記事にも書いたと思いますが、私も花粉症です。
田舎にいる時は全然大丈夫だったのですが、上京して来てから発症しました。
花粉症対策としては、小青竜湯を飲んでますが、今年の場合にはあまり効果がなく困っていました。
なので、現在の花粉症の状態をチェックする為に五行易で占って見ました。
それが、この卦です↓
山風蠱が火水未済に変わる卦ですね。
自分の体調を占うには、用神は世爻となります。
世爻は酉金で、月(柱)と相冲関係になり月破です。
月は卯木であり、五行が木ということで、樹木や植物を表し、そこから悪い影響(傷つけられて弱くなる)を受けています。
が、月からは剋されていないですから、表面的な影響です。
次に日(柱)の影響を見ます。
日は申金であり、世爻と同性五行になるので助けになります。
しかし、世爻が動爻になり、変爻の午火から剋されて弱いです。
子孫は薬の意味ですから、今使っている薬(小青竜湯)が効果的では無いということです。
また、火の五行は炎症の意味で、六獣は青竜です。
青竜は痒み、痛み、アレルギーです。
そして、本宮が巽宮で五行は木であり、これも植物の意味を持ちます。
これらの意味を合わせると、花粉症ということになります。
次に吉凶ですが、世爻の原神の妻財戌土が動爻となり、世爻を生じて良いですが、官鬼酉金に変わって月破で弱くなって、世爻も回頭剋になり、このままでは良くないです。
なので、私はもう一つの切り札として、蕁麻疹やアレルギーや鼻炎に効く漢方系の薬のタウロミンを占って見ました。
それが、この卦です↓
風山漸から山沢損に変わるという卦です。
薬自体の用神は子孫ですが、薬が自分に効くか?なので世爻を用神とします。
世爻が強ければ効果があり、弱ければ効果がありません。
今回の卦はちょうど世爻に子孫がありますので、タウロミン(薬)が気になっていることを表します(自分自身に含まれているため)。
まず、最初の卦は世爻が月破でしたが、今回の卦は月破ではありません。
世爻は動爻となっていますが、丑土に変わり変爻に生じられて、回頭生です。
これも最初の卦とは違って、世爻が強くなるように変わっています。
次に他爻の動きを見ていきます。
世爻が金なので、火が忌神になります。
父母午火と父母巳火が動爻となり、世爻を剋しています。
このままでは良くないですが、初爻に兄弟辰土が動爻となっています。
土の五行は金を生じて原神となり、自分の味方になる五行です。
そうすれば、火(忌神)→土(原神)→金(世爻)という五行の流れとなり、世爻が強くなります。
世爻が強くなれば、タウロミンが花粉症に効くということですから、これは吉になります。
が、世爻が申金から丑土に変わっています。
占った時点では、子丑が空亡になります。
空亡は無くなるということで、急性で新しい病気などでは、病気が無くなるということを意味になり、吉になりやすいです。
花粉症は慢性的で長い病気なので、これはあまり良くありません。
変爻は結果の意味がありますので、世爻が強くなり花粉症の症状は良くなるが空亡に変わって完全には治らない、つまり根本治癒しないということになります。
この結果を得て、小青竜湯からタウロミンに切り替えました。
飲み続けて2〜3日経ったら、花粉症の症状がかなり軽くなりました。