ある男性は同僚の1人が来年辞める予定なので、今いる部署の配置転換が行われるかを占い、天風姤が天水訟に変わる卦を得ました。
こういう問いの場合には、官鬼と父母を用神とします。
官鬼は仕事で、父母は勤め先の意味があるからです。
官鬼午火は日と同じ五行で強く、動いていません。
父母は世爻にあり空亡なので、これも動きがありません。
なので、相談者が移動することはありません。
三爻は同僚の爻位であり、兄弟も同僚です。
陽爻で独発して、回頭剋になります。
その上遊魂卦で離れるという意味を強めます。
そうすると同僚は仕事を辞めることを表しています。
占ったのは巳年で、まだ同僚は辞めていません。
変爻は午火に変わり、応期は午年になります。
結果
午年に同僚(女性)が1人辞めて、新しい人が配置されたが、相談者は移動しませんでした。
※子孫亥水が日の巳火に冲されて暗動して官鬼を剋しています。これはその同僚が辞めることによって、相談者の仕事運が下がることを表しています。兄弟酉金は官鬼にとっては仇神で発動して亥水を生じていますので、仕事運が悪くなる原因だと解釈できます。実際その同僚が辞めてから上司との関係が悪くなったそうです。