今回は五行易・断易の魔窟と言われている応期の例です。
アマゾンに注文した本はいつ届くか?と占い、火雷噬嗑の動爻なしの卦を得ました。
アマゾンは基本配達日指定ができますが、この本は指定が出来ず、いつ届くかわからなかったので占いました。
※この点は重要です。占いの『場』をちゃんと卦に反映させたいのであれば、未来を「知りたい」という強い想いが必要です。
父母を用神とします。
父母子水は月日に剋されて弱く、世爻に剋されて不利です。
なので、来ません。
と判断してはいけません。
もう注文しているので、届くことはわかっています。
いつ来るかどうかを知りたいわけです。
応期は日単位で見ます。
父母子水は静爻ですから、基本的には実や冲が応期のルールです。
配達などの移動するものの場合は、墓や合で取ることもあります。
しかし、この卦で重要な点は用神が月日に剋されて弱く、世爻にも剋されていることです。
翌日は申日です。
申は水の長生の地であり、用神が弱い場合には応期になることが多いです。
申の五行は金なので、世爻の剋を生に変えることもできます。
なので、翌日の申日来ると予想しました。
結果
翌日の巳刻に届きました。
※応期はバッチリ当てるのは難しいです。卦の表現力にも限界がありますから、あまり拘り過ぎると自滅します。大まかに当てることを心掛けましょう。