ある女性は転職を占い、雷火豊が地火明夷に変わる卦を得ました。
官鬼を用神とします。
官鬼は再現していますので、応爻の官鬼丑土を見ます。
官鬼丑土は月日からの助けがありませんが、月日共に申金で土の長生の地になり弱くはないので、転職しようと思えば出来ます。
原神の妻財午火が発動して官鬼を生じるのでこれも良いです。
しかし、官鬼を生じると同時に世爻を剋しています。
これは何を表すのでしょうか?
世爻は五爻にあり強くて職場の地位が高いことを表します。
申金は副職で青竜が臨み、トップではありませんが良い官職についています。
となると、四爻は自分の下の爻位で妻財も部下の意味があり、これは部下との相性が悪くて転職したいでしょう。
しかし、妻財午火は発動して世爻を生じる官鬼に変わっています。
ということは、この不利な状況が変わるということです。
また、応爻は転職先の意味があり、転職すれば二爻だと地位が下がります。
六爻の官鬼戌土も閉職であり、これも地位が下がる情報です。
以上ことから、転職はせずに少し様子を見ましょうとアドバイスしました。
結果
反抗的な部下に長期間悩まされて、転職を考えていたいました。
その年の戌月(10月)にその部下が本年度限りで辞めたいと言ってきたそうです。
※報告されて気づきましたが、妻財午火が発動して応爻を生じているので、部下が転職する意味になります
なので、本人は辞める理由が無くなりました。