最近、Amazonプライムの『ウェストワールド』というドラマにハマっています。
いわゆるアンドロイド・AI系の話なのですが、テーマが重く深いので私は好きです(描写は結構グロい)。
あと、オープニングもメチャクチャかっこいいですよ。
若干、クリス・カミンガムっぽいと思いましたが。
今回は私の占い例で、非常に面白い表現をした卦を紹介したいと思います。
ある日の1日運を占ったら、乾為天が天風姤に変わるという卦を得ました。
世爻(自分)は、月の辰土に冲されて月破です。
そして空亡になり、六獣(神)は白虎があります。
白虎には病気の意味があります。
しかも、初爻の仇神が発動し、忌神である二爻の妻財寅木も日の申金に冲されて、暗動となり世爻を剋しています。
どう見ても良くない卦です。
これを見て私は、「あー、今日は体調が良くないなあ」と思い、若干気持ちが落ち込みました。
しかし、その日はやろうと思っていたことがありました。
散髪です。
私は平時では、理髪店や美容院には行きません。
自分で髪を切ります。
何故かといえば、理髪店や美容院のトークがあまり好きではなく、以前整体の仕事もしていたのもあり、散髪後の中途半端なマッサージが気持ち悪くなるからです(中にはうまい人もいますけど)。
あとは、コストの面と時間です。
理髪店や美容院は基本的には値段が高いので、自分で散髪することにより、その分のお金を投資や貯金に回します。
時間も理髪店に出かけると、1〜2時間ほど時間を取られますので、その時間はブログなどの生産的な事に回したいからです。
まあ、そんな話はどうでもいいとして、卦の説明に戻ります。
その日の予定通りに午前中に散髪を行いました。
すると、散髪を行ったあとから、急に身体がだるくなり、寒気がして来ました。
これは「ヤバイな」と思って、熱を測ると37度を超えていました。
卦を見返すと、世爻が六爻にあります。
六爻は頭の爻位であり、戌土も八卦で見れば『乾』になり、頭の意味です。
また、この卦は『乾為天』で、本宮も『乾』になり、これも頭です。
月破は『切る』『壊れる』『傷つける』などの意味があります。
空亡は『無い』『少ない』などの意味があります。
六獣の白虎は、『手術』『ハサミ』『金属』などの意味があります。
これの意味をまとめれば、散髪(頭にハサミ・バリカンを使う)することで世爻が弱くなり、体調が悪くなることを表します。
また、この卦は初爻が発動しています。
子孫子水は回頭剋で力はなさそうですが、発動しているだけで、他の爻に対して影響力を持ちます。
忌神である二爻の妻財寅木を生じて強くします。
妻財寅木は日の申金に冲されて、暗動となり世爻を剋します。
このままでは、かなり体調が悪くなりそうですが、そこまでではありません。
初爻の子孫子水は独発です。
独発の場合には、どこにエネルギーが流れて行くかを見ます。
子水は午火と相冲します。
午火が独発の子水に冲されれば、
暗動します。
午火は静かな爻ですが、独発爻に冲されると刺激を受けます。
そうすると、寝た子起こすようなもので、目覚めて動き出します。
午火は世爻の原神であり、世爻の土を生じるようになります。
そうすれば、子水→寅木→午火→戌土(世爻)という流れになり、世爻が最終的には強くなります。
そうすれば、体調が悪くなるが、そこまで酷く無いという解釈になります。
結果は、当日の夜に38度台まで熱が上がりましたが、翌日には熱が引いて治ったのです。
基本的に私のブログでは、あまり派手な占い例は扱っていません。
「何故、ここまで細かい日常的な描写を説明するのか?」
「もっと、派手な出来事はないのか?」
と、お思いの人もいるかも知れませんが、日常の細かなことを卦から変換出来なければ、大きな出来事など見れるはずもありません。
いかに日常に起こる出来事・現象を、卦(五行・十二支・八卦)から読み取れるようになることが五行易の上達の鍵になります。