みなさん、五行易の勉強は進んでいるでしょうか?
え?難しくてわからない?挫折しそう?
・・そんな人にこの名言を送ります。
『前進できぬ駒はない』
・棋士 中原誠
『髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである。』
・孫正義
それでは、今回の例を紹介します。
あるオンラインゲームのプレイヤーである女性は、ある日非常に強い大ボスが倒せるかどうかを占いました。
ゲームなので父母を用神とします。
父母亥水は再現していますので、世爻の父母を用神とします。
父母は日と同性五行で強いです。
五爻に青龍の官鬼酉金が独発して、父母を生じて良いです。
大ボスは倒せるでしょう・・
と、判断したら外れます。
良く卦を見てください。
父母亥水はすでに強いです。
なのに、なぜ官鬼酉金が独発して退陣になるのでしょうか?
別に発動しなくても、世爻に父母があり強い時点で吉になります。
これは原神が独発して退陣になることで吉凶を表したのです。
退陣は撤退、諦めるなどの意味がありますから、これは凶です。
でも、世爻の父母が強いのでいいところまでは行きますが、最終的には倒せません。
結果:
2時間ぐらい頑張ってやり、惜しいところまで行きましたが、倒せませんでした。
※仮に官鬼が進神なら倒せたでしょう。また、用神が弱かった場合は退陣だとしても原神が独発で父母を生じる形になるので、これも倒せたと思います。こういうなんでもないジャンルの卦でも、五行易の真髄が理解できるのです。