今回の例はちょっと重めの内容になります・・
ある50代の男性は持ち家の風水を占い、風地観の卦を得ました。
風水なので、父母を中心に各運を六親ごとに見ていきます。
父母未土は世爻にあり、自分の持ち家です。
応爻にも父母があり、周りにも同じような家が並んでいるでしょう。
妻財卯木は日と同じで、世爻が木の墓で金運は悪くない家です。
しかし、原神である子孫子水が月から剋されて弱く、初爻に隠れて飛神に剋されて貯金があまりないです。
官鬼巳火は仕事で、日に生じられて強くて、仕事を持っています。
世爻を生じる五行なので悪くないですが、五爻は上司の爻位であり、空亡で仕事であまり重要視されていません。
上記のことから、この家の風水はそこまで悪いようには見えません。
しかし、この風水で一番問題なのは子孫子水が弱いことです。
初爻は子供の爻位であり、子孫が隠れれば子供の意味が強まります。
月と飛神に剋されて、世爻も忌神です。
そして、原神の兄弟申金も伏神になり、これも飛神に剋されています。
なので、もし子供がいてこの家に住めば良くないです。
また、子供ができる前に住めば、子供ができない風水になります。
本人からの話ですが、2016年の丙申年に中学生だった娘さんが、家の二階で首を吊って自死したそうです。